借方と貸方は、覚えなくていい
つまずくのは、暗記しようとするから。
最終更新: 2026年7月
簿記を学び始めた人が、最初に必ずぶつかる言葉があります。「借方(かりかた)」と「貸方(かしかた)」です。「左が借方、右が貸方」と覚えようとして、どっちに何を書くのかわからなくなる。多くの人がここで、簿記から離れていきます。
でも、借方と貸方は覚えるものではありません。つまずくのは、意味のわからない言葉を暗記しようとするからです。本当は、取引をどちらに置くかという「向き」の話にすぎません。この記事では、借方と貸方の正体と、暗記せずに身につく道すじを説明します。
なぜ、借方と貸方でつまずくのか
簿記でつまずく人の多くは、同じところで止まっています。
- 言葉から暗記しようとする。意味がわからないまま「左が借方、右が貸方」と覚えようとして、混乱する。
- どっちに何を書くか迷う。取引を見ても、どの科目を借方に、どの科目を貸方に置けばいいか決められない。
- 問題集が続かない。仕訳は数をこなすと身につくのに、淡々と解くのは退屈で続かない。
これは学ぶ人の能力の問題ではありません。借方・貸方は、頭で暗記するより手を動かして体でつかむほうが向いているのに、言葉の暗記から入ってしまうことが原因です。
そもそも、借方と貸方とは
仕訳とは、ひとつの取引を2つの側に分けて記録することです。左側を借方、右側を貸方と呼びます。Kaikei では、この2つをやさしい言葉に置き換えています。
- 借方(左)=お金の使いみち。そのお金が何に変わったか。現金、在庫、設備など。
- 貸方(右)=お金の出どころ。そのお金がどこから来たか。売上、借入、出資など。
ひとつの取引を、この「使いみち」と「出どころ」の両面から見て記録する。それが仕訳です。そして左と右は、必ず同じ金額で釣り合います。これが簿記の背骨です。
覚えるのではなく、置く
Kaikei では、借方と貸方を暗記しません。取引のブロックをどちらの側に置くかで、そのお金の向きが決まります。置く場所そのものが、借方か貸方かを表しているのです。
たとえば「材料を現金で仕入れた」なら、増えた材料を左に、出ていった現金を右に置きます。何度も置いているうちに、「これは左だ」「これは右だ」という感覚が、暗記ではなく体でわかってきます。借方・貸方の苦手意識は、こうして自然に消えていきます。覚えようとしなくていいのです。
簿記の資格対策とは、何が違うのか
簿記アプリの多くは、3級・2級の試験に受かるための問題演習ツールです。Kaikei は方向性が違います。
| 簿記の資格対策アプリ | Kaikei | |
|---|---|---|
| 目的 | 試験の合格(3級・2級) | 仕訳と借方・貸方を、体でつかむ |
| 学ぶ形 | 仕訳問題を解いて正誤を確認 | 取引を借方・貸方に置いて仕訳する |
| 前提 | 用語を覚えてから解く | 暗記せず、置きながら身につく |
| 向いている人 | これから資格試験を受ける人 | 暗記が苦手な人・簿記の入口でつまずきたくない人 |
Kaikei は資格試験そのものの対策ツールではありません。ただし、簿記のいちばん最初の土台である仕訳と借方・貸方が遊びながら身につくので、試験勉強を始める前の入口としてちょうどいい教材です。
よくある質問
簿記がまったくの初心者でも大丈夫ですか?
はい。現金のやり取りだけの、いちばんやさしい取引から始まります。借方・貸方という言葉を覚えてからではなく、取引を置きながら仕訳の感覚が身につく設計です。
借方と貸方の区別が苦手でも大丈夫ですか?
はい。Kaikei では、借方(お金の使いみち)と貸方(お金の出どころ)のどちらに置くかで取引の向きが決まります。丸暗記ではなく、置いているうちに借方・貸方の感覚が自然と身につきます。
簿記3級や2級の試験対策になりますか?
Kaikei は資格試験そのものの対策ツールではありません。ただし、簿記の土台である仕訳と借方・貸方が遊びながら身につくため、試験勉強を始める前の入口として役立ちます。
本当に無料で遊べますか?
はい。ブラウザですぐに無料で遊べます。アプリのインストールも不要です。